誰も真似したいとは思わない世界 | 2012年06月

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再び落語をききに

三月に引き続き、六本木で三遊亭遊雀の落語をきくため、今日の夜行バスで東京に向かう予定である。

その後は懇親会で飲み会。

その後は新宿で毎月恒例となってしまった飲み会がある。

以前は新宿での飲み会の様子を結構詳しく記述していたが、最近新宿の飲み友達やバーの店子さんなどが私のツイッターを見ていることが判明したので(ツイッターを知っているということはリンクがはられたこのブログにも容易にアクセスできるということだ)、あまり詳細に書きすぎるとクレームがくるかもしれない。

というわけでほどほどにしておく。

今回はとあるところから交通費が支給されており、比較的財布のダメージは少ないと思われるが、7月8日には浜崎あゆみのライブに参戦するなど出費がかさむ日々が続くので、新宿でけちけち政策はよくないが、それでも無駄遣いをしないようには気をつけておきたいところである。

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祝 突発性難聴完治宣言

半年以上にわたって私を苦しめ続けた突発性難聴との闘病生活が本日をもって終結した。

しかも、完治宣言という最高の結果であった。

聴力検査の結果は前回に引き続いていたって正常であり、あらためてアップするまでもあるまい。

最近は自覚症状もなくなっており、悪くなっている気はしていなかったが、予想以上の結果となった。

今日は普段はやらならいような検査も行ったが、そこでも問題がなかったので今回『薬をゼロにする』という判断が下ったわけである。

しかも悪くならない限りは以降通院する必要もないとのことであった。

よって本日をもって私の闘病生活はとりあえず終結したことになる。

『とりあえず』と書いたのはそれなりの理由がある。

この病気は再発する可能性が比較的あるとのことであった。

まず第一関門は薬をやめたら再発するパターンであり、一・二週間の間が山場である。

第二関門は、一年以内の再発の可能性であり、これもそれなりに可能性がある。

こう考えると終結というよりは休戦といった方が適切だという声もありそうだが、私からすれば毎月通院する必要もなく、高額な薬を飲む必要がなくなったことは、終結と評価してもよいと思う。

半年間の闘病を振り返ってみると、いろいろなことがあった。

昨年12月5日に突然右耳の聴力が急激に落ちたときは、最初は何が起こったのわからなかった。

今だから言えるが、この日はカラオケで長時間歌っていたこともあり、その因果関係を私は恐れた。

カラオケとは関係がないことを告げられたときはほっとしさえしたものである。

しかし事態はそう単純ではなかった。

突発性難聴と診断されてしまったのだ。

ただ診断された当初はあまり深刻なものだとは考えていなかった。

薬を処方されても、まあ飲んでいればそのうち治るだろうと軽く考えていたのだ。

しかし家に帰って軽い気持ちで病名を検索していると、そんな楽観的な気持ちは消えた、

百歩譲って薬をたくさん飲むことは耐えられるとしても、それを忠実に守ったところで完治するとは限らないこと、しかも完治する可能性が低いことを知った時、事態が深刻であることに気づいたのである。

カラオケは勿論のこと、飲酒も制限がかかり普段から晩酌が習慣化していた私にとってはなかなかつらいものであった。

当初は大量のステロイドを服用しなければならず、眠気と頭痛に悩まされながら卒業論文を書かなければならなかった。

薬の額が月10000円近くかかるのはなかなか厄介であったが、先ほど述べたとおり、それを飲めば治るという確証がないことこそが問題であった。

初期の薬は聴力の低下の阻止が目的であったから、悪くはならないが改善するわけでもない。

回復の兆しが見られない時期はなかなか不安であった。

しかし不思議なもので、いつ治るかはわからないにしても、治らないという感覚はなぜかなかった。

もちろん確固たる根拠があったわけではなかったが、以前の記事をみてもらってもわかるが、まだ完治していなかったころから「治らなかったら治らなかったで、またその時考えよう」という楽観的な感覚を持っていた。

これは早期に治療を開始したかいもあって突発性難聴の程度が比較的軽度ですんだことが大きかった。

そのため私は、日常生活における種々の制限を、一応守りながらもところどころで例外を設けていた。

例えば禁酒令について。

確かに晩酌をやめ酒量は減らしたが、月一回ペースで行われた新宿での飲み会だけは例外であった。

当時も焼酎のボトル1本くらいは飲んでいたと思う。

音楽についてはどうか。

さすがにカラオケについては控えていたが、音楽を聴くことをやめたわけではなかった。

ヘッドホンで音楽を聴く事を完全に断つことはしなかった。

しかし、聴く時間は格段に減った。

耳の事を考えてということもあったが、やはり左右で音の聴こえ方がまったく異なるため、どうもバランスが悪く、聴いているとリラックスどころかイライラすることさえあったので、自然とヘッドホンで音楽を聴くことは以前ほどではなくなったのである(それでもある程度は聴いていた)。

こうした例外を設けてしまうと治りが遅くなるということは容易に想像できたが、いつ治るかという見通しが立たない以上制限だらけの生活を送ることは望まなかった。

多少治りが遅くなっても、ある程度は音楽も酒も楽しむことにしたのである。

回復するにつれてこうした制限は徐々に解除され、次第に日常生活が送れるようになっていった。

そのあたりのことは毎回の記事(「突発性難聴のこと」というカテゴリー)で触れたのであらためて書くことはしない。

そして今日の日を迎えた。

耳の状況がよく、「今回は薬が減るかな」とは予想していた。

大学病院ではまず聴力検査を行う。

毎度のことですっかり慣れてしまったが、毎回悪くなっていないかと多少緊張はする。

今回は特に聴き取れない音もなく、かなりいい結果を期待していた。

今日の診察はいつもとは違っていた。

毎度のことなので、次にどんな診察をやるかということはすっかり覚えてしまっていたが、今回はなにやら見慣れない機器を用いるので、「なにかまずいところがあったのか?」と少々不安になった。

しかし、それは完治かどうかを最終判断するためのある種の精密検査であったらしい。

検査の結果異常がなかったので、医師から「薬をゼロにする」という判断が下された。

しかも自覚症状がでなければもう通院しなくてもよいとのことであった。

そして再発についての説明をうけた。その件については冒頭で述べたので割愛する。

私はこのとき割と落ち着いていたのだが、診察室を出た後で、天井の方をみてため息をついた。

言うまでもなく落胆のため息でなく、「これで終わったのだ」ということでほっとしたという意味でのため息であった。

冒頭で述べたとおり再発のリスクはそれなりにあるが、それでも今日はとりあえず治ってよかったということで、岡山市内の行きつけのバーで飲むことにした。

だいぶご無沙汰であったので忘れ去られているかと思ったが、決してそんなことはなかった。

久しぶりの再会?をはたし、マスターとしばらく世間話をした。

会話中の私は、嬉しさを顔に出すまいと思っていたが、マスターさんから見ればあきらかに顔が出ていたようだった。

マスターさんは私に、「ユウキさん、最近何かいいことがあったの?」と聞いてきた。

私は「ちょっとね・・・(^_^)」と笑顔で言った。

別に笑顔をつくろうとしていたわけではないのだが、顔が勝手に笑顔になっていたことはその時自覚できた。

その後久しぶりの再会ということでボトルを1本入れて飲んだ。

平日であったこともあり、他に客が1人しかおらず、カウンターでマスターさんやバーテンダーの方、そのお客さんと話しながらしばらく過ごした。

大学院生活や車の免許の話、新宿の人たちの話をしたが、突発性難聴の話はしなかった。

経緯を話すのが面倒だということもあったが、どうも話す気にはならなかった。

別に話したところで他人に理解できるわけがないと考えているわけではない。

ただ、何というか「恋人ができた」とか「試験に合格した」という類のものとは性質が違う。

うまく表現できないが、みんなで喜びを共有したりするよりは、むしろ1人静かに「半年間お疲れさん」と自身を労ってあげたいと思った。

そのためマスターさんやバーテンダーさんと店のカラオケで何曲か歌ったりもしたが、基本的にはまったりと飲んでいた。

そういえば今日歌った曲はしっとりとしてバラード系ばかりであったが、これも偶然ではなかったのかもしれない。

そういえばいつもならそれなりに食べるつまみの類も今日はお通しを除けば全くといっていいほど食べなかった。

「健康である」という事実をかみしめながら飲んでいたからではないかと個人的には思っている。

普段と同じ酒を飲んでいるはずだが、なんだかいつもよりおいしい気がした。

2時間くらいいたであろうか。

次の日も授業があるため、店を出た。

今日は歩きたい気分であったので、家まで歩いて帰った。

そんな時ふと夜空を見上げれば満点の星空が・・・、というほど現実はうまくいかないが、それでも足取り軽く、「健康」である喜びの余韻にひたりながら家までの道を歩いていったのであった。


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