誰も真似したいとは思わない世界 |

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最近であったとある女性のこと(3)

彼女からそんな衝撃的な言葉をきいたとき、僕は何を考えていたのだろうか。

まず3DSというあたりが妙に現実感があふれていたことを覚えている。

これがマンションや車であれば完全にギャグで済ませられるのだが、なんとも微妙な金額である。

財布をこっそりと確認してみたが、支払い自体はじゅうぶん可能であった。

しかし結論から言ってしまうと買ってあげることはなかった。

買わなかった理由は次回詳述することとしたい(単純に高いという問題ではない)。

僕が眠っていたのは実質3時間もなかったと思う。

新宿で飲むときと同じで一定の警戒は怠らないといったところであろうか。

余談だが僕はこういう場合はかなり警戒するタイプであり、お金を財布から抜かれた場合等も想定しお金も何箇所かに分けて(修学旅行みたいだね)持つぐらいのことはしている。

朝はミスタードーナッツで軽く食べた。

『今日はどこに行きたい?』ときくと、

『ビックカメラがいい』と冗談とも本気ともつかぬ答えが帰ってきた。

僕はもうできるだけ出費を抑えつつ乗り切るということに主眼をおいていたから、それをやんわりとかわし、カラオケ等でごまかそうと思っていた。

しかし彼女はそれを見抜いていた。

カラオケ店は朝方までやっているが、開店時刻は意外と遅かったりする。

近くのカラオケ店に行くにしても1時間程待たなければならなかった。

これまでの記事を読んだ人は想像できるだろうが、彼女は1時間気楽に待つようなタイプではない。

彼女はこれ以上要求しても3DSが手に入ることはないと悟ったようで駅の方へ歩いていった。

僕は最初彼女がなにがしたいのかよくわからなかった。

彼女は切符を買い、僕の方を見ることもなく改札を通って駅の中へと入っていった。

一言ぐらいなにか言ってくれてもいいのにと腹立たしい気持ちは当然あったが、僕は慌てて切符を買って中に入った。

彼女の住んでいる場所を考えるとこの電車かなと検討をつけて乗り場に急いだ。

案の定彼女はその電車の中にいた。

僕は彼女に声をかけようと思った。

でも自らの不手際を謝る気にはどうしてもなれなかった。

電車の中でもめるのもあれだし、そもそもそうまでして引きとめる気にもならなかった。

僕は『もう帰るの?』とだけ尋ねた。

彼女は何も言わず頷いた。

僕は『気をつけてね』と言ったあとその電車を降りた。

ドラマと違って彼女が見ているはずのない電車が出発するのを見送ったあと、帰宅するために向かい側に停車している電車に乗り込んだ。

帰宅した後、寝不足だった僕はすぐに眠りについた。

どれくらい経ったであろうか。

眼が覚めた僕は空腹であったためなにか食べ物はないかと周囲を見渡した。

あいにく普段自炊など一切しない家の冷蔵庫にはお腹がふくれそうな食べ物は見当たらなかった。

いや、正確には一つだけあった。

前回の記事で登場した彼女お手製の和菓子である。

あまり乗り気がしなかったが、それでもつくった人間はともかくお菓子自体には罪はないと思い食べることにした。

食べ物の味というのはその時の感情によって大きく左右されるものである。

同じ箱に入ったお菓子だが、彼女にもらってすぐに一個味見して食べた時の味とはまったく違うような気がした。

『甘くておいしい』だけでは片付けられない、なんだか複雑な味がした。


(もう少し続く)


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最近出会ったとある女性のこと(2)

彼女と会う日。

彼女は仕事があったから、待ち合わせ時間は夜であった。

したがって、昼間にどこかへ遊びに行くようなデートのエスコートのやり方ではなく、むしろ同伴をやるようなエスコートが求められる。

まずは食事であるが、その前に和菓子をもらった。

彼女は現在和菓子職人であるが、休憩時間等を利用してつくってくれたのだという。

生地からラッピングに至るまでオリジナルだそうだ。

デートで御菓子をもらった経験は一応あるが、さすがはプロといったところで、今回ほどのクオリティーのものは初めてであった。

まず最初にご飯を食べることにした。

彼女にどういうものが食べたいかときくと、お洒落な居酒屋がいいという答えが返ってきた。

正直その答えは予想していなかったが、それでも行きつけの店が近くにあったので案内することができた。

店に入った私は彼女に『好きなものを頼んだらいいよ』と言った。

すると彼女はまずふぐを頼んだ。

それなりに値段がはるから、頼む前に一言相談してくれてもいいのにとも若干思ったが、『何でも頼んだらいい』といった手前特に反論しなかった。

その後馬刺、刺身と続き、日本酒も飲んだ。

彼女は奢られ慣れているようで、当然僕が全額支払うものだと考えていたようだ。

僕は食事代については当初から全額支払うつもりではいたから、最終的には全額支払った。

次にバーへ行くことにした。

前回彼女と出会ったバーとはまた別のバーである。

行く道中で彼女は煙草を買った。

最近は男性であっても煙草を吸っている姿が格好いいという感覚をもつ人は少数派でありむしろよく思わない人が多いと思うが、私は基本的に人物評価を行う際に喫煙の習慣の有無を評価ポイントとはしていない(加点対象でも減点対象でもない)。

したがって彼女が煙草を吸うことを知ったからといて幻滅することはなかった。

まあ私の飲み友達諸氏は男女問わず喫煙することも少なからず影響していると思われる。

ちなみにここでも私は彼女に千円札を一枚渡すはめになった。

バーに着いてからはお互い前回ほどは飲まなかったように思う。

日付がかわったころであろうか。

話の流れでホテルに行くことになった。

正確には前回も誘われたのであるが、『もう今日はかなり飲んでいるから・・・』と回避していた。

前回はそこまでは完全に想定外であったため、下手な言い訳をしていたのであるが、さすがに今回はその展開も想定していたので特に断ることはなかった。

岡山市内のホテルに行くのははじめてであり、少々不安もあった。

といっても、あれだけいろんなところで飲んでいることからも想像がつくと思うが、この手のことがはじめてというわけではない。

その後の展開などが不安なのではなく、システム等が理解できるかどうかが不安だったのである。

(これまではこの手のホテルではなく、ビジネスホテルよりもワンランクかツーランク上のホテルに泊まることが多かった)

入ってみるとホテルでは従業員と顔を合わせることもなくパネルを操作して部屋に入った。

まあ少々戸惑うところもあって、彼女に一部操作してもらった。

部屋に入ってからの話はあまり特筆するようなことはない。

その手のことをあまり赤裸々には書きたくないという感覚もあり、省略させていただく。

特殊なことはやっていないとだけ言っておこう。

やることをやって一段落したあと、ベッドで横になっていたとき、彼女がふいに僕を抱きしめつつこう言った。

『あのね、一つお願いがあるの』と。

その時僕はいろんな意味で疲れていたが、それでも『どうしたの?』と聞き返した。

すると彼女は言った。

『あのね、わたし任天堂3DSがほしいの』

と。

全く予想していなかった内容であり(読者の方でもこのタイミングでこの展開は予想できないだろう)、その衝撃は筆舌に尽くしがたいものであった。

(続く)


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最近出会ったとある女性のこと(1)

平日のある日、市内のとあるバーで、私はマスターと話をしながら酒を飲んでいた。

その時私以外は客がいなかったので、キャバクラかなんかのホームページで女性の写真をみながらどういう系統の人が好みかという話を2人でしていた。

その際私がある女性指差したのであるが、その時のマスターさんは若干驚いた様子であった。

そしてこう続けた。

「え?この人?結構似た人がたまに店にくるよ」と。

しかも紹介してくれるという。

その時の私は意気揚々と家に帰ったと記憶している。

数日後マスターさんから連絡がきた。

週末に来るとのことであったから、私も万難を排して店に行くことにした。

店に行くと彼女は既に店にきていた。

写真そのままというわけではなかったが、いい意味で裏切られたという感じであった。

その時舞い上がっていた私はモエを1本あけてその場にいたお客さん全員にご馳走したほどである。

外見はもちろん会話もはずむ。

その日は店をかえて朝まで飲んだ。

連絡先を交換し、次の日からメールのラリーがはじまった。

そして一週間後、再び会おうとなり、岡山駅に集合することにした。

こうなってくると上手くいくかもしれないという可能性も考え始めるものである。

しかし、私には一つの懸念があった。

それは彼女が夜の仕事をしていると思われたことである。

誤解を招きそうなのでもう少し補足しておく。

私は彼女がそうした職業に就いていること自体を問題としているのではない。

私が疑念を抱いていたのは彼女の言動が新規顧客開拓の一環であるのかというところにある。

月1回~2カ月に1回程度のペースで新宿等で飲んでいる私は、色恋営業の怖さは彼らの「武勇伝」をきいてよく知っているつもりである。

私は彼女に夜のお仕事をやっている人独特の雰囲気を感じ、どうも「素人」だとは思えなかった。

また、私のルックスからして雑誌のモデル経験もあるレベルのルックをもつ彼女がまともでは相手にしないだろうという感覚もあった。

しかしメールのやりとりをしているうちにこうした疑念はだんだんと抱かなくなってくる。

要するに「色恋でここまでやるか?」という感情を持ち始めるのである。

しかしその一方で「枕営業なんて言葉もあるし・・・」なんて感情も依然として残る。

そこで私は親しい飲み友達諸氏に相談することにした。

飲み友達諸は現在は経営者等であるが、かつて夜のお仕事をしていた人も多い。

したがってこの手のことを相談するには適任である。

そもそもかつて実際にやっていたことなのだから・・・。

結論から言ってしまうと、手放しで喜んでくれた人は1人もいなかった。

彼らの意見は大別すると次の2つであった。

(1)金目当ての公算が強く、たまに一緒に飲んだり、一夜限りの関係としては成立しても恋愛はあり得ない。

(2)100%金目当てでやっているというわけではなく、付き合うことはできそうだが、交際にあたっては相当の資金が必要である(食事代等は当然ながらプレゼント代などもかなりかかるかも)。

両者の意見はある1点の解釈を除いて大差ない。

それは私が彼女とはじめて会った際にシャンパンを開けたという点にある。

前者はこれを見て金払いがいいと感じて近づいてきたのだと解すのに対し、後者は「私のためにシャンパンをあけてくれた」とある程度嬉しく思っている(打算だけでは片付けられない)と解するところに両者の意見に差があるのである。

逆に相当金がかかる恋愛をやろうとしているという点では飲み友達諸氏の見解は一致していたのであった。

また総じて『やめておいた方がいい』という結論でも一致していた。

(2)の意見をくれた人の中にも、『相手はかなりの上級者なのであなたにはまだ早すぎる(彼女のペースにひきこまれてしまう)』という主旨の補足意見をくれた人もいた。

ただ『もう会うな!』とは誰も言わなかった。

一度会っただけでは正確に判断できないこと、『何事も経験だ』という感覚に加え、若干おもしろがっているのかもしれなかった。

結果的にその後私は彼女に会うことになるが、彼らに予め相談していたおかげでその日が楽しみではあったことは変わらなかったが、相談する前ほど舞い上がってはおらず、やけに冷静になっていたことだけは覚えている。

そうこうする内に彼女に会う日がやってきた。

(続く)


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中島みゆきのコンサートに参戦します(2回目)。

1月28日(月)に大阪のオリックス劇場で開催される中島みゆきのコンサート『縁会』に参戦する。

ファンクラブ枠でチケットを確保したことを考慮してもかなりよい席である(正確には書かないが、真ん中のブロックの前から5~10列目)。

広島公演に引き続き2回目の参戦となる。

当日が楽しみである。

大学院の授業も今日で終わりということで、一段落したので久しぶりに更新することができた。

春休みは研究や公務員試験の勉強でほとんどつぶれてしまいそうだが、新宿での飲み会と九州方面への旅行だけは息抜きとして計画している。


追伸 だいぶ放置してしまったが、春休みはもう少し更新回数を増やしたいところである。


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新宿での忘年会

前回の記事で二次会以降の飲み会の話は次回にまわすと書いた。

通常なら次の記事を書くまでにだいぶ日数がたってしまうこともあるが、来年に積み残したくないということもあり、2日連続の更新となった。

まず、1点報告をしておく。

前々回の記事で夜職への復帰を相談された話を書いたが、彼は復帰をやめたそうだ。

よかったと言ってしまってもよいのか疑問であるが、とりあえず安心した。

『それは彼の健康のためか?あなたとの関係後退を防げたからか?』と質問されそうだが、彼の健康のためだと一応信じておきたい。

さて本題に戻ろう。

今回の飲み会は2~5次会まで行われたが、全てを詳細に書くと長くなるので、印象に残ったことをいくつか書くにとどめたい。


(2次会)

新宿某所で行った。

盛り上がったが、通常より若干盛り上がりに欠けたように思う。

理由は大きく2つある。

1つ目は1次会の関係である。

別に幹事のせいではないが、1次会で酒を飲まずに真面目に今年の反省をやったため、若干その雰囲気をひきずったということはあったと思う。

(酒を飲まずに真面目な話ができるメンバーだったのだとはじめて知った(笑))

2つ目はキャストの関係である。

前日までは新宿ではクリスマスパーティーが行われている店が多くここも例外ではなかった。

パーティー後ということでさすがに疲れがあったのではないかと思う。

とはいえ後半になると勢いを取り戻した。

特に『LOVEどっきゅん』という曲をこの歌詞の舞台で皆で歌ったことは印象に残っている。


(3次会)

ここからは普段よく利用するバーで行った。

3次会で印象に残っているのは、カラオケの採点ゲームでの対戦である。

バーの店子さんとカラオケの採点機能を使って点数を競い、私が勝てば店からテキーラをサービス、負ければ自腹でテキーラを飲むというものである。

私は以前の記事でも何度か取り上げたとおり採点ゲームである程度点数をとる術は心得ているから自腹でテキーラを飲むことにはならなかった。

『ただ酒を飲めてラッキーではないか』

と思われるかもしれないが、問題はこのゲームのルールにある。

たしかに金を払わなくてよかったとしても、私は勝ち負けに関係なくテキーラを飲むことになるのである。

何回対戦したか覚えていないけどただ酒だと調子に乗ってけっこうな回数勝負していたことは間違いない。


(4次会)

うって変わってわりと静かな雰囲気で飲んでいた。

しかし馬鹿な私は(飲み友達にも言われた)3次会でのテキーラゲームの話を店でしてしまい、「おもしろそうじゃん。うちでもやろう?」ということになり、再びテキーラゲームに巻き込まれるのである。

歴史好きなお客さんと歴史について語り合うこともできた。


(5次会)

はじまった時点で既に5時30分頃だったこともあり、睡魔と酔いと必死にたたかっていた。

あまり飲んだという記憶もないし、何をしゃべったのかもあまり覚えていない。

もう6次会に参加する気力はみな残っておらず(私以外はひょっとするとまだ余力があったかもしれないが)、解散となった。



今回もそうだったが、最近では私が初対面だと思っていたお客さんが「どこそこの店で一緒だった」などで私の事を知っていたり、飲み友達が私のことをどこかで話していた結果「あなたが、彼が言っていた・・・」的な形でお話しすることも少なくない。

しかし私が新宿で飲み始めたのは例の実験を除けばまだ約1年しかたっていない。

私はそこまでコミュニケーション能力に長けているわけではないことを考えると、これはひとえに飲み友達諸氏のおかげである。

本当にいつもありがとう!

そして来年もどうぞよろしく!

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